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2005 年度 実績報告書

転写制御因子OCZFを発現するトランスジェニックマウスに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17591941
研究機関佐賀大学

研究代表者

久木田 明子  佐賀大学, 医学部, 助教授 (30153266)

研究分担者 久木田 敏夫  九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教授 (70150464)
菖蒲池 健夫  佐賀大学, 医学部, 助手 (70336113)
キーワード破骨細胞 / 転写制御因子 / トランスジェニックマウス / カテプシンK
研究概要

破骨細胞で発現する転写制御因子OCZFを破骨細胞特異的に発現させるためにマウスゲノムよりカテプシンKプロモーター(全長2057b)をクローニングした。さらにその転写活性について検討するために、プロモーターの2057bの5'末よりdeletion plasmidを作成し、それぞれ1676,1382,1085,666bのルシフェラーゼプラスミドを作成し、マウスマクロファージ細胞RAW264細胞にtransfectionし破骨細胞分化因子RANKLの存在下、非存在下における転写活性について調べた。その結果、1676bのプロモーターがRANKL非存在下、存在下において最も高い転写活性を有することが分かった。そこで、この系に破骨細胞の分化に関与する、NFAT,PU.1,MITFの転写因子などの転写因子の発現プラスミドを同時にtransfectionしてその転写活性について検討したところ、PU.1によって顕著に転写活性が促進されることが判明した。そこでこのプロモーターを用いてOCZFcDNAとさらにその3'末端にはIRESを用いてバイシストロニックに蛍光タンパク質EGFPを発現させるベクターを作成した。トランスジェニックマウスの作出は日本エスエルシーに委託した。BDF1(C57BL/6とDBAの交雑群)マウス受精卵200個に遺伝子を導入した結果、68匹(33%)のマウスが生まれた。そのうち66匹のマウスの尾よりゲノムDNAを抽出しPCRおよびSouthern解析によりTgマウスの同定を行った結果、20匹(68匹の29%)マウスにトランスジーンの導入が同定された。ファウンダーマウスをC57BL/6マウスと掛け合わせてF1マウスを作成し、F1マウスのTgマウスから骨髄細胞を単離し、OCZFの発現レベルを抗OCZF抗体及びPCRにより解析した。その結果、発現の高いマウスの系統を選んだ。現在これらのマウスの破骨細胞の分化や、骨のX線解析、骨密度等の測定、組織学的な解析を行っているところである。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Regulation of osteoclastogenesis by Simon extracts composed of caffeic acid and related compounds : successful suppression of bone destruction accompanied with adjuvant-induced arthritis in rats.2006

    • 著者名/発表者名
      Tang QY
    • 雑誌名

      Histochem Cell Biol. 125(3)

      ページ: 215-225

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] Identification of genes differentially expressed in osteoclast-like cells.2005

    • 著者名/発表者名
      Nomiyama H
    • 雑誌名

      J Interferon Cytokine Res. 25(4)

      ページ: 227-231

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Ameloblastoma induces osteoclastogenesis : a possible role of ameloblastoma in expanding in the bone.2005

    • 著者名/発表者名
      Sandra F
    • 雑誌名

      Oral Oncol. 41(6)

      ページ: 637-644

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Inhibition of histone deacetylase suppresses osteoclastogenesis and bone destruction by inducing IFN-beta production.2005

    • 著者名/発表者名
      Nakamura T
    • 雑誌名

      J Immunol. 175(9)

      ページ: 5809-5816

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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