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2005 年度 実績報告書

わが国の地方自治体における部局別経営戦略の策定とバランス・スコアカードの活用

研究課題

研究課題/領域番号 17653044
研究機関関西学院大学

研究代表者

石原 俊彦  関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (20223018)

キーワード経営戦略 / バランス・スコア・カード / 行政経営 / ニュー・パブリック・マネジメント / パートナーシップ / 総合計画 / 職務分掌 / 権限委譲と分権化
研究概要

平成17年度における調査研究は、イギリス国内における行政経営の先進自治体調査への視察、ならびに、日本国内における局部別戦略計画策定自治体への往査が中心であった。
なかでも、イギリスのイーストボーンやブライトン、バーミンガムなどの自治体で、局部別経営戦略を策定するためにバランス・スコア・カードやその思考が、積極的に活用されている点を発見できた意義は大きい。
日本国内の自治体においても、たとえば、兵庫県姫路市がバランス・スコア・カードの導入調査を行っているが、これは大手シンクタンクの受託研究を主とするもので、自治体自体が積極的にバランス・スコア・カードを活用して、積極的に局部別経営戦略を策定するところまでは進化していなかった。
平成18年度においては、日英の地方自治体を中心とした実態調査をさらに推し進め、地方自治体のマネジメントにおいて、局部別戦略計画の策定が重要である点、また、その際に適用されるツールとしてバランス・スコア・カードを活用することの有効性を、確かめてゆきたい。
わが国の地方自治体を取り巻く財政環境は非常に厳しいものとなっており、適切なマネジメントの仕組みなくして、こうした財政環境を乗り越えることは困難となっている。この事由からも、自治体マネジメントにおける局部別戦略計画をバランス・スコア・カードを用いて展開することは非常に重要であり、そのことを明確な問題意識のもとで集約できるように、平成17年度の研究成果を平成18年度の調査に展開していく計画である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 地方自治体改革とニュー・パブリック・マネジメント-公会計と監査の視点から求められる行政評価-2006

    • 著者名/発表者名
      石原 俊彦
    • 雑誌名

      ビジネス&アカウンティングレビュー 1-1

      ページ: 1-14

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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