研究分担者 |
浅井 さおり 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (20326317)
鳥谷 めぐみ 天使大学, 看護栄養学部, 助手 (00305921)
田島 忠篤 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (40179693)
後藤 聡 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (80301696)
荒川 義人 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (10175185)
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研究概要 |
積雪寒冷地に居住する高齢者が冬季に「外出」しなくても「在宅」で自らの健康の維持・増進ができるよう,ITを活用しての健康支援プログラムを考案することを目的に,平成18年度は認知症予防プログラムの開発を課題として取り組んだ. 方法は,加減の簡単な算数と小説あるいは詩を音読することで,時間は夫々5分間である.また,算数と音読を実施している経過中に,日々の健康行動をペンダーのヘルスプロモーションモデルをもとに作成ざれたホームページ上の日誌に入力することで把握した.ホームページ上の算数と音読の実施結果および健康状態の各々のデータは,毎日研究者らのパソコンに送信された.音読の音声のみ対象者のパソコンに蓄積される方法にし,プログラムが終了しパソコンが回収された後に発声状況の確認を行った.パソコンの操作と認知症予防プログラムに対する状況確認と評価は,1週間に1度の電話による確認とプログラム終了時のインタビューで把握することにした.対象は認知症と診断されていない独居高齢者とし,北海道M市の地方新聞社の協力を得て新聞広告による研究協力者を募集した. 結果としてM市に居住する7名の高齢者の応募を得て,研究条件に合致した3名を研究対象とした.研究の説明と事前基礎データの収集も含めて平成19年1月27日〜3月6日まで認知症予防プログラムを実施した.3名の対象者は28日間のプログラムに参加し,パソコン操作上のトラブルもなく,時間の経過とともに計算・音読の量的増加がみられた.今後,詳細な分析を行う予定である.
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