研究課題
まず冬期ITSに関わる実態と取組状況について関係機関へのヒアリング(ITS技術を活用した冬期道路交通情報提供に関する検討協議会など)を実施し、研究に先立って考慮すべき問題点の抽出と課題の整理をおこなうとともに、当協議会で独自に実施する調査(「福井・滋賀冬の雪みち情報ホームページ」アンケート)との連携を確認した。またこのヒアリング結果と調査内容の相互調整をもとに今年度実施する雪道ドライバーアンケートの内容の検討をおこない、冬期間の降積雪時計5日間(2月上旬〜3月初旬)、福井県境部を通過する道路交通(北陸自動車道・国道8号)の滋賀県木ノ本町から福井県武生市区間を対象とした北陸自動車道南条サービスエリアおよび一般国道8号道の駅河野において、「冬期道路交通情報(雪道情報)に関するアンケートドライバーアンケート調査」をおこなった。さらに今回の調査結果と過去に実施した同様の調査の結果との比較によりデータ信頼性の検討をおこなうとともに、雪道情報に対するドライバーの評価および今後のあり方(ニーズ)について整理をおこなった。また研究対象区間における路上でのドライバーに対する情報提供の状況を確認・把握するために、車載GPSとビデオ撮影による実走調査をおこなった。またこれらとは別に、これまでに発生している降積雪に起因する対象地域における交通障害等について、昭和56年の「56豪雪」以降過去20年間の事例について新聞記事から情報を収集・整理し、データベースの構築をおこなうことにより、次年度に検討する情報提供による冬期道路交通マネジメント手法の提案のための基礎情報を整備した。
すべて 2005
すべて 雑誌論文 (2件)
平成17年度土木学会年次学術講演会概要集 60,4(CD-ROM版)
ページ: IV-323
日本雪工学会大会論文報告集 22
ページ: 49-50