研究概要 |
軟骨細胞においてC/EBP発現増強に反応する遺伝子の検索 軟骨細胞株C28I2に転写因子C/EBPを強制発現させ、MMPP1, 3, 13の遺伝子発現を半定量的RT-PCRにて解析したところ、MMP-13の発現増強が認められた。更に定量的real time PCRで解析したところ、やはり発現が増強していた。 関節炎の関節軟骨内での発現解析 関節リウマチ患者から得られた膝関節軟骨の標本において、免疫染色にてC/EBPとMMP-13はともに同じ領域に発現が認められた。 軟骨細胞における転写調節解析 軟骨細胞においてC/EBPの強制発現はMMP-13プロモーターの活性を用量依存的に増強させた。また、MMP-13プロモーター上に認められるC/EBPが結合可能な塩基配列をもった領域にC/EBPが実際に結合していることを、ChIPアッセイによって確認した。 C/EBP発現アデノウイルスベクターの作成 軟骨細胞はプラスミドベクターの導入効率が悪いことが問題である。そのため、より詳細な解析ができるようにアデノウイルスベクターを作成した。
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