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2022 年度 研究成果報告書

多波長高解像度観測による原始惑星系円盤の解剖と惑星系形成過程の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17H01103
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 天文学
研究機関茨城大学

研究代表者

百瀬 宗武  茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (10323205)

研究分担者 田中 秀和  東北大学, 理学研究科, 教授 (00282814)
武藤 恭之  工学院大学, 教育推進機構, 准教授 (20633803)
小林 浩  名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (40422761)
本田 充彦  岡山理科大学, 生物地球学部, 准教授 (40449369)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード電波天文学 / 光学赤外線天文学 / 理論天文学 / 惑星起源・進化 / 原始惑星系円盤
研究成果の概要

惑星系の母胎と見られる原始惑星系円盤の高解像度撮像観測により,誕生直後の惑星により作られたと見られる微細構造や,円盤内での微惑星形成を促進するダスト分布の濃集,さらに水氷の分布の様子を明らかにした。観測研究と連動させた理論研究では,質量比のついたダスト同士の衝突による圧縮や破壊過程を調べることにより,惑星形成の最も基本的な過程であるダスト成長の振る舞いに関する理解を深めた。さらに,ダストから惑星までの統一シミュレーションを行い,これまでの研究で理論的に困難とされてきた巨大ガス惑星が数十万年で形成可能であることを示した。

自由記述の分野

天文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

最新の観測成果で得られた円盤構造や円盤物質の情報をタイムリーに理論研究と連動させることにより,これまでの予想より遥かに早い時間スケールで惑星系が形成されうることを強く示唆する一連の結果が得られた。これは,円盤内での惑星探索を今後の研究でさらに推進すべきであることを示す。また,太陽系内天体・隕石等から得られる情報に立脚した惑星科学分野との学術的な相乗効果も期待できる。我々の地球の形成過程の理解や,太陽系の他に生命を宿すような惑星がどれくらいあるのかという広く社会的にも興味を惹く根源的疑問に答えていく上で,確固とした基盤を与える成果が得られたと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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