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2020 年度 研究成果報告書

革新的な実験手法を用いたミューオン・電子転換過程探索の進展

研究課題

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研究課題/領域番号 17H01128
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関大阪大学

研究代表者

青木 正治  大阪大学, 理学研究科, 教授 (80290849)

研究分担者 三宅 康博  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 特別教授 (80209882)
清矢 良浩  大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (80251031)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード荷電レプトン・フレーバ非保存 / ミュー粒子 / 稀崩壊
研究成果の概要

ミュー粒子・電子転換(μ-e転換)過程は素粒子の標準理論(SM)では禁止されているが、SMを超えた新しい枠組みの多くでその存在が指摘されており、その実験的な研究の重要性と緊急性は非常に高い。μ-e転換過程の探索を目指した本研究では、J-PARC RCSからの大強度高品質パルス陽子ビームの特長を生かした革新的な実験手法を開発した。タイムリーな物理測定開始を目指して、高バースト耐性放射線検出器の高度化やビームライン調整に向けたパルスビーム用ビームプロファイルモニターの開発などを行なった。ビームラインが完成すれば、速やかに物理測定を開始できるところまで実験準備を整えることができた。

自由記述の分野

素粒子実験

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々は、mu-e転換過程探索実験の重要性と、物理測定の早期実現やそれに続く段階的な物理感度の向上を強く訴え、実験の実現に向けて具体的に行動してきた。近年国内外のミュー粒子基礎実験分野が大きく活性化されており、我々の活動が与えた影響は非常に大きいと考える。
本研究を通して、博士号2件、修士号5件を輩出した。博士号取得者はmu-e転換過程探索実験の分野で国際的に活躍しており、ミュー粒子研究分野の国際的な発展と若手人材の育成に大きく寄与した。

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公開日: 2022-01-27  

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