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2019 年度 研究成果報告書

「ものづくり」のIT化と産業技術基盤の変容に関する国際比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02009
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関立命館大学

研究代表者

兵藤 友博  立命館大学, 経営学部, 授業担当講師 (20278477)

研究分担者 中村 真悟  立命館大学, 経営学部, 准教授 (10623358)
永島 昂  立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (10733321)
杉本 通百則  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (40454508)
高橋 信一  岐阜協立大学, 経営学部, 教授 (60278182)
田口 直樹  大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (60303252)
山崎 文徳  立命館大学, 経営学部, 教授 (70411204)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード産業IoT / 自動化 / ネットワーク化 / 研究開発 / 人材育成
研究成果の概要

本研究ではAI・クラウド等の情報技術の製造業への活用(ものづくりの「IT」化)と各国の産業技術基盤との相互作用、今日のインダストリー4.0と1980年代のFMS、CIMとの関係を明らかにした。研究成果として、1)各国の製造業とも変種変量かつ高効率化な工場自動化を目的としたており、工場内外の情報機能の統合が焦点となっていること、2)労働・雇用システム、研究開発システム、人材育成システムにおいて日本・ドイツ・中国で相違があり、そのことが工場自動化の内容と成果に相違をもたらしていること、3)FMS、CIMとの連続性と飛躍性という観点から今日のインダストリー4.0を捉えられること、が明らかとなった。

自由記述の分野

科学史・技術史、科学社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

既存研究では、既存の日本のものづくりの競争優位をもってIT化の動向を否定する議論、他方で日本のものづくりの競争優位とされる内容を検討せずに中国・ドイツの動向を賛美する議論が多いが、本研究を通じて、日独中では「ものづくりの「IT化」」の関心と焦点が異なること、また同時代的に横軸で競争力を比較するだけではなく、各国の開発・生産システムの持続性・発展性という観点から比較する必要があることを示すことができた。また、ドイツの事例では既存研究では政策議論やチャンピオン的事例のみが紹介されるにとどまっているが、本研究ではドイツのインダストリー4.0の取り組みをより豊富な事例を持って特徴付けることができた。

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公開日: 2021-02-19  

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