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2022 年度 研究成果報告書

運動と遺伝子が高温下での運動パフォーマンスに関係する汗イオン濃度調節に及ぼす影響

研究課題

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研究課題/領域番号 17H02153
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関神戸大学

研究代表者

近藤 徳彦  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70215458)

研究分担者 天野 達郎  新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (60734522)
井上 芳光  大阪国際大学, 人間科学部, 教授 (70144566)
西保 岳  筑波大学, 体育系, 教授 (90237751)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード汗にイオン濃度 / 汗腺でのイオン再吸収能力 / 運動 / EDAR370A
研究成果の概要

運動と遺伝子が汗イオン濃度調節(汗腺でのイオン再吸収能力)に及ぼす影響を検討した.部位差・年齢差等から発汗量‐皮膚電気コンダクタンス関係から汗腺でのイオン再吸収能力が評価できることを示した.強い強度の運動はこの能力を向上されせることが分かったが,運動のどの要因が影響しているか明らかにできなかった.運動と安静時での皮膚温の違いがこの再吸収能力にも影響し,6℃の違いがそれに関与していた.活動汗腺数に関連するEDAR370A遺伝子とイオン再吸収能力の間には顕著な関係がなかった.このことから,強い強度の運動は汗イオン濃度調節に影響するが,活動汗腺数に関連する遺伝子の影響はみられなかった.

自由記述の分野

運動生理学,環境生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高温下で運動を行う場合,運動パフォーマンスの大きな低下や運動時の熱中症発症の問題があり,これを防止するためには汗イオン濃度を低下させ,汗を効率よく蒸発させることが重要となる.本研究は汗イオン濃度調節(汗腺でのイオン再吸収能力)を評価する方法を確立し,それにより運動がこれを高めることを明らかにした.汗イオン調節に及ぼす運動の影響を明らかにしたことは学術的に意義が高い.また,今回用いた方法の改善により日常生活での汗腺機能評価が汗の量と質から可能となり,夏に社会的問題になっている熱中症予防策に貢献できることが考えられる.

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公開日: 2024-01-30  

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