前向き思考定量法の開発:項目反応理論を用いて、未来予測課題から楽観的予測力を推定し、推定した楽観的予測力がBHS、BDI-IIと優位に相関することから、尺度の妥当性が示された。 歩様と前向き思考との関連性:自然歩行中のモーションキャプチャーデータ解析から、頭-骨盤の傾きが大きい人(前屈みな人)ほどネガティブな出来事の起こりやすさを高く見積もり、歩行速度が遅い人ほどネガティブ感情を持ちやすいことが判明した。 歩様と脳活動との関連性:歩様の制御によって、前頭葉のα波アシンメトリーが右優位にシフトし、楽観的未来予測力が増大することが明らかとなった。
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