研究課題/領域番号 |
17H02255
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 立命館アジア太平洋大学 |
研究代表者 |
四本 幸夫 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (50449534)
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研究分担者 |
VAFADARI Kazem 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (70628049)
久保 隆行 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (70730357)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 世界農業遺産 / 世界遺産 / 観光 / 農村振興 / システム / 体験観光 / 地域 |
研究成果の概要 |
この研究は、国連食糧農業機関から世界農業遺産の認定を受けた日本の8地域がその遺産を観光に用いて農村振興を行う際の課題について明らかにしようとした。二次交通の問題と世界農業遺産の知名度の低さが課題として挙がった。世界農業遺産とユネスコの世界遺産の比較をすると、世界遺産は城や寺など、その価値がすぐに分かるが世界農業遺産はシステムなので価値が見えにくいという問題がある。地域に役立つ観光振興には、学習と体験を組み入れた観光が適している。
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自由記述の分野 |
社会学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界農業遺産は新しい認定制度で、世界遺産が1,000以上あるのに対して、2021年の時点で、まだ62か所しかない。また、中国の1か所以外で、認定が進んだのは2011年以降であり、この認定制度を使った地域振興に関する研究はほとんどなされてこなかった。従って、この研究はその分野の知識を増やすという学術的意義がある。社会的意義としては、人口減少と高齢化が進む日本の農村での、世界農業遺産を観光魅力とした観光振興で地域活性化を目指すコミュニティに何らかの参考になることが考えられる。
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