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2020 年度 実績報告書

グローバルMOOCsにおける日本語発音オンライン講座の運用に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H02355
研究機関早稲田大学

研究代表者

戸田 貴子  早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (30292486)

研究分担者 千 仙永  東京大学, グローバルキャンパス推進本部, 助教 (90780172)
大久保 雅子  早稲田大学, 日本語教育研究センター, 准教授 (80835611)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード日本語教育 / 音声学 / 発音 / e-Learning / ICT / MOOC
研究実績の概要

本研究課題は早稲田大学で開発し、ハーバード大学とMITが共同開発したMOOCs(Massive Open Online Courses)のedXにおいて一般公開している独自のオンライン教育コンテンツ(JPC)をとおして、様々な学習環境における日本語音声教育の可能性を検証し、世界規模の日本語音声教育の質向上に貢献することを目的としたものである。
本研究課題採択後の2年間で、【調査1】のJPC運用調査および【調査2】の量的調査を遂行し、研究成果を発表していたため、【調査3】の質的調査に焦点を当てて研究を行った。2020年3月には新型コロナウイルス感染症への対策として、教職員の海外渡航が原則禁止となり、研究活動が困難になったため、2020年度および2021年度は繰越を行った。フランス、カナダ、韓国、中国、オーストラリア、日本ではオンラインで研究成果を発表し、海外の研究者との意見交換を行った。
JPCの11期分の開講において、総登録者数は88,382名となった。(2023 年5月29日現在)。これは、2016年10月の申請時7,800名の11.3倍で、教師が学生の発音を聞いて直すという従来型の授業では、達成することができない数であると言える。また、コロナ禍で教室活動ができなくなり、リモート授業にせざるを得ない状況下で、認証付き受講者数(単なる聴講ではなく、修了基準を満たすと修了証が発行される)が増加した。このことは、大学等の教育機関がJPC受講を単位認定に利用したり、ロックダウン中においても学習者がより良い将来に向けてキャリアアップのためにJPCを利用したりしたということを示唆している。
本研究課題をとおして得られた研究成果により、緊急リモートによるオンライン教育を進化させ、ポストコロナ時代におけるブレンディッド・ラーニングを提案し、今後の日本語音声教育の質向上に貢献することができた。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (14件)

すべて 2023 2022 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 3件、 招待講演 3件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] グローバルMOOCsにおける日本語発音オンライン講座の使用調査―フランス人学習者を対象として―2023

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子・大戸雄太郎
    • 雑誌名

      フランス日本語教育

      巻: 10 ページ: 151-164

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] ブレンディッド・ラーニングが広げる新たな日本語音声教育の可能性―学習者へのインタビュー調査から―2023

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子・大久保雅子・胡偉
    • 雑誌名

      Journal CAJLE

      巻: 24 ページ: -

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] 情報化時代の日本語教育研究―教育のグローバル化と大規模公開オンライン講座(MOOCs)―2021

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子
    • 雑誌名

      韓国日本学会企画叢書4 日本語学・日本語教育編

      巻: 4 ページ: 208-234

    • 国際共著
  • [学会発表] 日本語母語話者は学習者の発音をどのように評価しているか―質的研究の観点から―2022

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子・大久保雅子・千仙永
    • 学会等名
      韓国日本学会第103回国際学術大会
    • 国際学会
  • [学会発表] ポストコロナ時代のオンライン日本語教育―中国のブレンディッド・コースを例に―2021

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子・胡偉
    • 学会等名
      早稲田日本語教育学会
  • [学会発表] グローバルMOOCsにおける日本語オンライン講座の使用調査―フランス人学習者を対象としてー2021

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子・大戸雄太郎
    • 学会等名
      フランス日本語教育シンポジウム
    • 国際学会
  • [学会発表] 日本語音声教育におけるブレンディッド・ラーニングの実践―グローバルMOOCsを導入したコースを一例として―2021

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子・大久保雅子・胡偉
    • 学会等名
      カナダ日本語教育振興会CAJLE2021年次大会
    • 国際学会
  • [学会発表] よい授業とはどのような授業か―「学び」を問い直す―2021

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子
    • 学会等名
      2021年度日本語教育と日本学研究国際シンポジウム
    • 招待講演
  • [学会発表] オンライン講座を活用した日本語発音学習の効果検証2021

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子・大久保雅子・千仙永
    • 学会等名
      2021年度日本語教育学会秋季大会
  • [学会発表] 日本語教育と日本学研究:オンライン化がもたらす新たな学びのかたち2020

    • 著者名/発表者名
      戸田貴子
    • 学会等名
      2020年度日本語教育と日本学研究国際シンポジウム
    • 招待講演
  • [学会発表] Positive Transformation to Remote Language Learning: Practice and Effect of Peer Assessment2020

    • 著者名/発表者名
      TODA, Takako
    • 学会等名
      The School of Culture, History and Language, Australian National University
    • 招待講演
  • [備考] Japanese Pronunciation for Communication-edX

    • URL

      https://www.edx.org/course/japanese-pronunciation-for-communication

  • [備考] Waseda Open Learning

    • URL

      https://www.waseda.jp/inst/educational-videos/movie-en/443

  • [備考] 早稲田大学 大学院日本語教育研究科 戸田貴子研究室

    • URL

      https://gsjal.jp/toda/

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公開日: 2023-12-25  

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