研究課題/領域番号 |
17H02566
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
水野 基樹 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (20360117)
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研究分担者 |
山田 泰行 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (80531293)
芳地 泰幸 日本女子体育大学, 体育学部, 准教授 (70736256)
水野 有希 日本女子体育大学, 体育学部, 准教授 (20450231)
岩浅 巧 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 非常勤助教 (60850774)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | コミュニケーション / 看護組織 / 行動センサ / ライフログ / 音声病態分析 |
研究成果の概要 |
首都圏大学病院の看護師を対象に、従来型の質問紙・面接調査に加え、看護師が業務中に交わす会話時間、会話経路等を測定する行動センサの他、音声データの声波形に含まれる非随意的な情報(韻律、基本周波数等)から感情の把握を試みる音声センサ、勤務時間中の活動時間(カロリー消費量、歩数計や活動量計)を測定する生体センサを用いた調査を実施した。 これらを統合的に分析し、看護組織内の明確な指示系統によって情報伝達の流れがスムーズになること、看護師のストレス状態は勤務開始後より開始前に高い傾向があること、夜勤時の平均歩数は8,500~10,000歩であり、日勤時に比べ歩数が増加する傾向があること等を明らかにした。
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自由記述の分野 |
経営学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「看護組織の活性化」に向けた看護師が快適に安全に安心して働き続けられる組織づくりに資する基礎情報を得られた。この見える化されたデータを調査対象機関で共有し、対話を育み、未来づくりの議論へと繋げていくための実践的なアプローチを行った。今後は、対象機関のみならず、看護組織・医療組織の発展のために学会やシンポジウムを通じて国内外に知見を発信・社会貢献をしていく。また、各種AIセンサのサンプルを増やし、個人属性との関連性や繁忙時間の特定とモニタリング、残業と疲労など、労務管理視座からの検討に加え、ナラティブデータ収集や他組織間比較を通じてチームワークを育むための新たな知見(科学的根拠)の創出を目指す。
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