研究課題
本研究は,問いに対する答えを作り上げるために,インターネットなど利用できるものは何でも利用し必要な知識・技能は必要に応じて学ぶといった,研究者の活動をモデルとする開かれた前向きの数学の指導・学習 (SRPと呼ばれる) の実際と仕組みを明らかにすること,また,そうした指導・学習がわが国の中等学校段階においてどの程度実現可能であるのか,その実現のための条件とそれを妨げる制約を特定することを目的とする.2020年度は,新型コロナウィルス感染症(以下,コロナ禍)の影響により研究計画の変更を余儀なくされた.本年度が最終年度ということもあり,国内外でのさまざまな成果発表を予定していたものの,必ずしも十分な形で発表ができなかった.本科研プロジェクトの成果をまとめて発表する場であった日本数学教育学会第8回春期研究大会は,論文を誌上発表するのみとなり(2020年6月開催),参加者とのコミュニケーションは皆無であった.2020年7月に中国・上海で開催される予定であった第14回数学教育世界会議(ICME-14)は2021年7月に延期され,予定していた複数の研究発表は2020年度中には行えなかった.一方,チュニジアで開催される予定であった大学の数学教育の国際会議 (INDRUM) は2020年9月にオンラインで開催され,そこでは成果発表をすることができた.また,その他にも研究成果はあげることができたが,コロナ禍の影響が大きく全体的には生産性がやや低かった.
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Educacao Matematica Pesquisa
巻: 22 ページ: 173-188
10.23925/1983-3156.2020v22i4p173-188
巻: 22 ページ: 622-629
10.23925/1983-3156.2020v22i4p622-629
巻: 22 ページ: 438-453
10.23925/1983-3156.2020v22i4p438-453
日本数学教育学会第8回春季研究大会論文集
巻: - ページ: 29-36
巻: - ページ: 37-44
巻: - ページ: 45-52
巻: - ページ: 53-60
Proceedings of third conference of the International Network for Didactic Research in University Mathematics
巻: - ページ: 328-337
https://www.f.waseda.jp/tmiyakawa/2017-2020-srp.html