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2019 年度 実績報告書

論理的思考力・表現力育成のための幼小、教科間連携、国際比較によるカリキュラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H02707
研究機関白百合女子大学

研究代表者

河野 順子  白百合女子大学, 人間総合学部, 教授 (80380989)

研究分担者 宮下 孝広  白百合女子大学, 人間総合学部, 教授 (00190778)
古賀 洋一  島根県立大学, 人間文化学部, 准教授 (00805062)
椎橋 元貴 (椎橋げんき)  白百合女子大学, 人間総合学部, 准教授 (10788938)
目良 秋子  白百合女子大学, 人間総合学部, 教授 (20349145)
鶴田 清司  都留文科大学, 教養学部, 教授 (30180061)
藤瀬 泰司  熊本大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (30515599)
石沢 順子  白百合女子大学, 人間総合学部, 准教授 (40310445)
神永 典郎  白百合女子大学, 人間総合学部, 教授 (50586386)
細川 太輔  東京学芸大学, 教育学研究科, 准教授 (70738228)
中村 久美子 (土橋久美子)  白百合女子大学, 人間総合学部, 准教授 (70745760)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード論理的思考力 / 表現力 / 幼小連携 / 教科間連携 / 国際比較
研究実績の概要

最終年度として台湾での参与観察などを行い、最終のまとめを行うことになっていたが、コロナウイルス感染症の影響のために、渡航ができないままとなり、台湾との共同研究に課題を残した。次の科学研究費において、進展させていきたいと考えている。研究成果として国語において次のような成果を残すことができた。
「批評読みとその交流」の実践研究を進展させた。本方法論は、アクティブ・ラーニングの方法論としても有効であり、論理的思考力育成の上でも重要である。この方法論の研究としては、河野順子(2006)『<対話>による説明的文章の学習指導―メタ認知の内面化の理論構築を通して―』風間書房(日本学術振興会平成17年科学研究費(成果公開促進)による公刊、1-526)で既に研究に着手してきた。その後さらに研究を進展させ、メタ認知の条件的知識の視点からの研究へと進化させている(古賀洋一・河野順子「説明的文章の読みにおけるメタ認知的知識としての条件的知識育成に関する1考察」『熊本大学教育学部紀要』第61号,13-27。河野順子(2015))。これらの成果をもとに対話による深い学びを可能にする「批評読みとその交流」について継続研究を行ってきた。
幼稚園での論理的思考力の質的研究の成果と小学校入門期の接続及び小学校・中学校での児童生徒の発達に即した「批評読みとその交流」のカリキュラム及び授業提案を行った。
以上のような取り組みを通して論理的思考力・表現力育成のためのカリキュラム開発と共に、教科横断的な視点のもと論理的思考力・表現力育成のための統合的カリキュラム案を提案整備し、アクティブ・ラーニングの手法を用いた授業開発を学会などを通して提案した。最終年度であるのでこれまでも入れてきたパイロット授業の回数を増やし、実践現場のニーズに応えられるものにすることについては、リモートでの研究会を開催し、実践現場に還元した。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (26件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 5件) 図書 (6件)

  • [雑誌論文] 「説明的文章指導研究の『現在』~Paul, R. の批判的思考理論の視座から~」『九州国語教育学会紀要』第8号、pp.44-562020

    • 著者名/発表者名
      古賀洋一
    • 雑誌名

      『九州国語教育学会紀要』

      巻: 8 ページ: 44-56

  • [雑誌論文] 「説明的文章の論証理解における修辞的表現への着目」2020

    • 著者名/発表者名
      古賀洋一
    • 雑誌名

      広島大学大学院教育学研究科国語文化教育学講座編『論叢 国語教育学』

      巻: 16 ページ: 34-51

  • [雑誌論文] 『根拠・理由・主張の3点セット』という言語技術2020

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 雑誌名

      『言語技術教育』

      巻: 30 ページ: 17-21

  • [雑誌論文] 『根拠・理由・主張の3点セット』を生かした学習課題2020

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 雑誌名

      『言語技術教育』

      巻: 30 ページ: 106-107

  • [雑誌論文] コロナ禍における授業の行方~『主体的・対話的で深い学び』をめぐって~2020

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 雑誌名

      『教育』

      巻: 899 ページ: 98-101

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「読む力を鍛える三つのポイント~多読・精読・批評~」2020

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 雑誌名

      『教育科学国語教育』

      巻: 843 ページ: 14-17

  • [雑誌論文] 「説明的文章の批判的読みの指導における統合的理解」2019

    • 著者名/発表者名
      .古賀洋一・池田匡史
    • 雑誌名

      『国語科教育』

      巻: 86 ページ: 26-33

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「説明的文章の論証の批判的読みにおける『反証』への着目」『島根県立大学松江キャンパス研究紀要』第58号、pp.51-602019

    • 著者名/発表者名
      古賀洋一
    • 雑誌名

      『島根県立大学松江キャンパス研究紀要』

      巻: 58 ページ: 51-60

  • [雑誌論文] 大学の教師教育における作品分析法の指導2019

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 雑誌名

      『言語技術教育』

      巻: 29 ページ: .16-20

  • [雑誌論文] 教材の特質に合わせて『読みの技術』を指導する2019

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 雑誌名

      『言語技術教育』

      巻: 29 ページ: 124-125

  • [雑誌論文] 『見方・考え方』を働かせることによる『深い学び』~国語科特有の『見方・考え方』とは何か~2019

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 雑誌名

      「読み」の授業研究会編『国語授業の改革⑲国語の授業で「言葉による見方・考え方」をどう鍛えるのか』

      巻: 0 ページ: 132-139

  • [雑誌論文] 異質な考えとの出会いが学びを深める2019

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 雑誌名

      『月刊国語教育研究』

      巻: 574 ページ: 1

    • 査読あり
  • [学会発表] 「探究的な国語科授業の構想過程における図書館員との『協働』の意義」2020

    • 著者名/発表者名
      古賀洋一
    • 学会等名
      中国北九州地区国語教育学研究会
  • [学会発表] 主体的・対話的で深い学びこう創ります!2020

    • 著者名/発表者名
      河野順子
    • 学会等名
      日本国語教育学会
    • 招待講演
  • [学会発表] 「説明的文章の論証の読みにおける修辞への着目の意味」2019

    • 著者名/発表者名
      古賀洋一
    • 学会等名
      第9回中国・北九州地区国語教育学研究会
  • [学会発表] 「国語科における『論理』教育の射程~『論理国語』の実施も見据えながら~ 第一回:説明的文章の『論理』の読みの指導の理論と実践」2019

    • 著者名/発表者名
      古賀洋一
    • 学会等名
      全国大学国語教育学会
  • [学会発表] 主体的・対話的で深い学びを実現する『批評読みとその交流』の授業づくり」日本国語教育学会2019

    • 著者名/発表者名
      河野順子
    • 学会等名
      日本国語教育学会福岡大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 主体的・対話的で深い学びを実現する「批評読みとその交流」の単元づくり2019

    • 著者名/発表者名
      河野順子
    • 学会等名
      日本国語教育学会全国大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 言葉による見方・考え方を働かせる「深い学び」をどうつくるかー幼小中高大の言葉の発達を見据えてー2019

    • 著者名/発表者名
      河野順子
    • 学会等名
      日本国語教育学会沖縄大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 主体的・対話的で深い学びをどう創造するか―自分なりの見方・考え方を形成する「批評読みとその交流」の授業づくり―2019

    • 著者名/発表者名
      河野順子
    • 学会等名
      日本国語教育学会
    • 招待講演
  • [図書] 『説明的文章の読解方略指導研究-条件的知識の育成に着目して-』2020

    • 著者名/発表者名
      古賀洋一
    • 総ページ数
      556
    • 出版者
      溪水社
    • ISBN
      9784863275010
  • [図書] 教科の本質をふまえたコンピテンシー・ベースの国語科授業づくり2020

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 総ページ数
      140
    • 出版者
      明治図書
    • ISBN
      9784183873170
  • [図書] 「説明的文章の指導」全国大学国語教育学会編『新たな時代の学びを創る 中学校・高等学校 国語科教育研究』東洋館出版社2019

    • 著者名/発表者名
      古賀洋一
    • 総ページ数
      266
    • 出版者
      東洋館出版社
    • ISBN
      4491037671
  • [図書] 「説明的文章指導の目標と内容」『新たな時代の学びを創る小学校国語科教育研究』2019

    • 著者名/発表者名
      河野順子
    • 総ページ数
      201
    • 出版者
      東洋館出版社
    • ISBN
      9784491037660
  • [図書] 「読みの諸相ー初等・説明文―『批評読みとその交流』の授業づくり」『読書教育の未来』2019

    • 著者名/発表者名
      河野順子
    • 総ページ数
      374
    • 出版者
      ひつじ書房
    • ISBN
      9784894769380
  • [図書] なぜ「ごんぎつね」は定番教材となったのか~国語教師のための「ごんぎつね」入門~2019

    • 著者名/発表者名
      鶴田清司
    • 総ページ数
      238
    • 出版者
      明治図書
    • ISBN
      9784183570246

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公開日: 2021-12-27  

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