研究成果の概要 |
本研究ではオールトナー型プリンテッドエレクロトニクスの実現を目指して、要素技術の開発とその原理となる物理的プロセスを明らかにすることを目的としてきた。金属材料(Au, Ag, Cu, Ni, Zn)、カーボン材料(グラファイト、グラフェン、カーボンナノチューブ)、酸化物材料(ITO, ZnO,NiO)を中心として静電転写と超音波焼結を行ってきた。材料の帯電特性と流動性により若干の条件差は生じるものの、実験を行った導電性材料のすべてで、トナー型現像が可能であることを明らかにした。超音波焼結に関しては、Ag,Auだけでなく酸化物半導体のZnO等においても薄膜化が可能であることが明らかとなった。
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