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2019 年度 研究成果報告書

マルチ発光中心を有する単一母結晶蛍光体の材料設計とLED用蛍光体への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 17H03124
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 無機工業材料
研究機関新潟大学

研究代表者

佐藤 峰夫  新潟大学, 自然科学系, フェロー (30149984)

研究分担者 戸田 健司  新潟大学, 自然科学系, 研究教授 (20293201)
板谷 篤司  帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (60379708)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード蛍光体 / LED照明 / セラミックス / 無機材料
研究成果の概要

白色LED照明は多くの利点を有する照明である.この照明は高効率でしかも長寿命な照明システムであり従来の蛍光灯照明に代替するシステムである.しかし現状のLED照明では用いる黄色蛍光体は人間にとって赤み成分に欠ける白色を示すために複数の蛍光体を混合しなければならない.本研究プロジェクトでは,この問題を解決するために単一蛍光体でありながら「多色発光」という新しい発光現象を示す蛍光体の開発を提案した.本研究では種々の多色発光を示す蛍光体をいくつか開発し,その発光メカニズムを解明した.本研究で得られた成果は,より省エネで環境にやさしいLED照明システムの構築に大きく貢献できるものと確信している.

自由記述の分野

無機材料化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国では照明によるエネルギー消費量は家庭で約16%,オフィスで約21%を占めており,少ないエネルギーで明るさを実現できる「高効率照明」への転換は急務である.白色LED照明ではその製造コストの低減,発光効率の向上など課題は多くある.現状のLED照明に使われている蛍光体は混合物となっている.これを1つの蛍光体で賄うことができれば多大な製造エネルギーの低減が可能になる.本研究では学術的にも実用的にも新しい「多色発光蛍光体の開発」という理念の下で行われたところに意義がある.本研究の成果は,光エネルギーの利用効率の向上を目指して持続可能な社会の構築に大きく貢献するものであると確信している.

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公開日: 2021-02-19  

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