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2020 年度 研究成果報告書

ペプチドホルモン経路と低分子ホルモン経路の干渉を介した発生・成長システムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17H03695
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 植物分子・生理科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

打田 直行  名古屋大学, 遺伝子実験施設, 教授 (40467692)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードペプチドホルモン / 低分子ホルモン / 受容体
研究成果の概要

本研究では、ペプチド性の細胞外分泌リガンドであるEPFLファミリーとその受容体であるERファミリー経路によって調節される未報告の形態・成長現象を見出した上で、EPFLファミリー・ERファミリー経路の下流で調節される低分子ホルモン経路を同定し、そのホルモン経路とEPFLファミリー・ERファミリー経路の関係を解析することを目指した。その結果、EPFLファミリーとERファミリーの中で、葉脈形成に関わりオーキシン応答を調節する因子群や花器官の発生に関わりジベレリン応答を調節する因子群を同定した。

自由記述の分野

植物発生遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

新しいリガンドと受容体のペアの同定とその役割の解析を行い、実際に新しい機能を発見した本研究は、過去に未報告の細胞間コミュニケーションの提唱につながり、発生学上の独創的な発見となる。また、低分子性の植物ホルモン群は多様な現象に同時に影響を与え得る強い生理活性を持つことから、調和した発生・成長の各々の現象においてはその働きを局所的に必要最小限にだけ微調節する必要が生じるはずだが、本研究によりその精密調節の仕組みの一端が見えてききたことは学術的にも意義深く、植物の生産性向上を目指す応用につながることも期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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