研究課題/領域番号 |
17H04097
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
菊川 誠 九州大学, 医学研究院, 講師 (60378205)
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研究分担者 |
大滝 純司 北海道大学, 医学研究院, 教授 (20176910)
谷口 純一 熊本大学, 医学部附属病院, 病院教員 (20315302)
新納 宏昭 九州大学, 医学研究院, 教授 (20380636)
貝沼 茂三郎 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30361968)
江村 正 佐賀大学, 医学部, 准教授 (90274589)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 必須 |
研究実績の概要 |
本研究では、Entrastable Professional Activity(EPA)に着目して、体系的若手指導医養成プログラムに応用させる研究を行う。本プログラムの受講生が受講後に臨床教育現場において、受講時に得られた教育技法を実践できているかを探索し、受講生にフィードバックを行うことで、受講生の評価を行うと同時に教育効果の増大をねらう。またプログラム評価・効果検証を行い、汎用性の高いプログラムを目指す。日本や世界に普及することができれば、臨床医学教育のレベルアップが期待できる。 本研究は3つのプロジェクトに分けて実施することとした。第1プロジェクトはEPA‐Clinical Teacher’s Competency Frameworkの作成とClinical Teaching EPAのマトリックス作成、第2プロジェクトは若手指導医養成モデルプログラム開発、第3プロジェクトはEPA評価法開発である。第1プロジェクトについて、EPAの記述作成を試みたが、更に洗練することが求められた。第2プロジェクトはコホート研究のための協力病院、協力者の確保を行った。第3プロジェクトは第2プロジェクトの後に始動する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成29年10月、EPA開発者に本研究の相談をしたところ、EPAの記述を綿密にすることの重要性を指摘された。この指摘を踏まえEPAの綿密な記述を研究班内で検討を行う必要が生じた。また、当初の予想に反し、参加する研修医の数や指導医の確保ができる協力病院の選定が、受け入れ側の会場確保や対象者の時間確保の点で難航した。結果、来年4月からシリーズでパイロットを実施できる病院の目途がたったが、結果として6ヶ月の遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
第1プロジェクトについては研究参加者と議論し、内容を精緻化する。第2プロジェクトを始動し、モデルプログラム完成をめざす。その知見を元に第3プロジェクトを進めていく。
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