研究課題/領域番号 |
17H04190
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
宮本 賢一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (70174208)
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研究分担者 |
金子 一郎 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (40389515)
永森 收志 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90467572)
辰巳 佐和子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 助教 (80420545)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | リン / リン輸送体 / FGF23 / klotho / ノックアウトマウス |
研究成果の概要 |
無機リン酸(以下リン)の恒常性は、慢性腎疾患(CKD)の進行において非常に重要な役割を演じている。リン代謝異常は早期CKDから生じており、リンバランスの維持は、特に心血管疾患の予防には必須である。 近年、線維芽細胞成長因子FGF23/klothoシステムを含むPiネットワーク(Pnet)がリン毒性を制御している可能性が示唆されている。Pnetには、FGF23/klothoシステムの標的分子であるPsomeが含まれる。 本研究では、Psomeの構成分子としてのTMD2の役割を調べた。その結果、TMD2KOマウスはリン代謝異常を呈し、FGF23/klothoシグナルに関与している可能性がある。
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自由記述の分野 |
腎臓内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CKD(慢性腎臓病)患者数は、 1300万人といわれて、また高齢者になるほどCKDが多くなる。高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、肥満やメタボリックシンドローム、などは CKD悪化の原因となる。さらにCKDは、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患の重大な危険因子になっています。リン代謝は、心血管疾患進展の重要な原因の一つに考えられており、その解明は重要である。本研究では、リン代謝の中核となる Psomeの構成因子を明らかにして、その病態への関与を検討したものである。
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