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2019 年度 研究成果報告書

糖・脂質代謝異常及び糖尿病性合併症におけるPin1の関与と治療標的としての応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04200
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関広島大学

研究代表者

浅野 知一郎  広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (70242063)

研究分担者 中津 祐介  広島大学, 医系科学研究科(医), 講師 (20452584)
山本屋 武  広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (50760013)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードPin1 / 糖尿病 / 肥満 / 代謝 / メタボリックシンドローム
研究成果の概要

我々はプロリン異性化酵素Pin1が、過栄養状態のマウスの肝臓、筋肉、脂肪組織で顕著に増加することを見出し、糖・脂質代謝異常への関与について解明を進めた。肝や脂肪細胞では、Pin1は多数のシグナル伝達や転写因子に結合することで、脂肪蓄積や脂肪細胞分化促進の一方、熱産生の抑制因子であることを報告した。具体的な標的タンパクとしては、IRS-1、Crtc2、AMPK、PRDM16、SIK2等の代謝調節に重要な複数のタンパクが含まれ、肝や脂肪細胞では脂肪蓄積や炎症などの代謝異常に不可欠な関与をしていることが明らかとなった。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の一連の研究成果より、肥満や脂肪感を含めたメタボリックシンドロームの発症にPin1が必須の役割を果たしていることが明らかとなった。実際、Pin1の遺伝子欠損マウスは、これらの疾患の発症に抵抗性である。従って、Pin1の活性を抑制する薬剤が治療方法になりうることが示された。我々は、その目的を目指しており、多数のPin1阻害化合物を開発しており、社会的意義のある成果である。

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公開日: 2021-02-19  

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