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2019 年度 研究成果報告書

免疫系の修飾による放射線増感機構:腫瘍細胞動態からの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04375
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 病態科学系歯学・歯科放射線学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

三浦 雅彦  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10272600)

研究分担者 渡部 徹郎  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (00334235)
東 みゆき  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (90255654)
戒田 篤志  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (40632097)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード放射線感受性 / 免疫チェックポイント阻害剤 / 低酸素細胞分画 / 細胞動態
研究成果の概要

マウス皮下移植腫瘍モデルを用い、免疫チェックポイント阻害療法と放射線療法を併用した結果、低酸素マーカーであるピモニダゾールの蓄積領域が、照射48時間後には、照射単独より縮小する傾向を示した。したがってこのタイミングで次の照射をすれば、より放射線の効果を増強できる可能性が示された。しかし、再発は、がん幹細胞の数によっても影響を受けることから、血管近傍に存在するがん幹細胞の数なども考慮する必要があり、より詳細な検討も必要であると考えられた。

自由記述の分野

放射線生物学、放射線腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、免疫チェックポイント阻害剤は、がん治療において大きな注目を集めているが、単剤での治療のみでは、必ずしも優れた成績は得られていない。放射線療法との併用は有効であると目されているものの、そのメカニズムについては不明な点が多い。本研究では、併用によって放射線抵抗性とされる低酸素分画が減少し、次の照射が効果を増強する可能性が示された。さらなる研究が必要であるが、今後、低酸素分画が低下するタイミングをさらに検討することで、分割照射によって実施される放射線治療と免疫チェックポイント阻害療法との併用効果が向上する可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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