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2020 年度 研究成果報告書

子どもの被ばく線量を評価できる体液中RNAの探索と新規診断法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04761
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 子ども学(子ども環境学)
研究機関弘前大学

研究代表者

千葉 満  弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (20583735)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード被ばくバイオマーカー / 血清中miRNA
研究成果の概要

本研究では子ども期と大人期のマウスでは白血球の放射線感受性が年齢や被ばく後時間によって異なることが明らかとなった。また子ども期と大人期では血清中miRNAの種類や量の変化も異なることが明らかとなり、照射する放射線量や時間によっても放射線感受性が異なることが示唆された。これらの結果から、放射線障害を推測するバイオマーカーは線量、照射後経過時間によって適したものを使用しなければいけないことを示唆している。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では子ども期と大人期では白血球の放射線感受性に違いが生じることや、血清中miRNAの種類や量の変化が生じじることを明らかにした。この成果は、放射線被ばくバイオマーカー開発には年齢や被ばく後時間を考慮しなければいけないことを示唆した。日本は原子力災害を複数回経験した国であり、学校・地域住民への安全対策や緊急被ばく医療体制の整備は国家的責務である。今後世界中で起こりうる核テロや原子力災害への対応医療の備えとして、新たな子どもの被ばく診断技術の開発は不可欠な命題であり、本分野に貢献する研究は、日本が果たすべき世界からの信頼回復や大きな国際貢献につながる。

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公開日: 2022-01-27  

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