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2019 年度 研究成果報告書

自己細胞を用いた新しい肺再生医療モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17H06274
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分補助金
研究分野 恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

北野 健太郎  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70647073)

研究分担者 長山 和弘  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00647935)
安樂 真樹  東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (70598557)
垣見 和宏  東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (80273358)
中島 淳  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90188954)
似鳥 純一  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40424486)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード再生医療 / 脱細胞化 / 肺再生 / 大動物モデル / 肺移植 / 細胞分離 / 呼吸器外科 / 臓器再生
研究成果の概要

本研究の目的は、ミニブタモデルで自己細胞をもとに再生肺を構築し生体内でガス交換能を維持できるか検証することである。再生肺の構築のために我々は脱細胞化技術を用いた。レシピエントとなるブタの肺部分切除から得て培養した自家細胞を、ドナーブタから摘出し脱細胞化した肺に、配置して再生肺を構築した。得られた再生肺を用いてレシピエントに左片肺移植を行った。再生肺を移植されたブタは2時間生存し、その間の酸素ガス交換能は同種他家肺移植と同等であった。

自由記述の分野

医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎などの末期肺疾患は依然として生命予後の悪い疾患である。同種他家肺移植は末期肺疾患に対して唯一の望みのある治療法であるが、拒絶などの合併症の問題がある。そこで患者自身の細胞をもとに再生肺を構築し、それを移植することで末期肺疾患を克服できると考えた。本研究はブタという大動物モデルを用いて、自家細胞由来の再生肺を構築し、実際にレシピエントに肺移植を行ってガス交換能を検証した。本研究は、今後の肺再生研究において必要な課題を提示した。

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公開日: 2021-02-19  

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