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2018 年度 研究成果報告書

ヒトIBD付随大腸発がん体外モデルの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 17H06654
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

日比谷 秀爾  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20801963)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワードIBD付随がん / 発がん体外モデル / ヒト大腸オルガノイド / 上皮細胞機能不全
研究成果の概要

炎症性腸疾患(IBD)、特に潰瘍性大腸炎(UC)患者では長期の経過により、大腸がんになりやすいことがわかっています。さらに通常の大腸がんよりも悪性度が高く治療が効きにくいことが問題ですが、長期の炎症によりがんができる仕組みはわかっていません。そこで、大腸上皮細胞を体外で培養するシステムを構築し、炎症刺激を加えることで長期間の疾患を再現することに成功しました。長期の炎症刺激により、上皮細胞が変化しがんに近づくこともわかり、遺伝子発現解析により発がんに関係する遺伝子の同定にも成功しました。

自由記述の分野

消化器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

長期間の病歴となるIBD患者では一旦寛解となるも長期間の観察にて癌が発生することから、炎症が沈静化しても上皮細胞は過剰応答状態にある可能性が高いと思われます。我々は炎症応答の蓄積が、がん化の根源と考えその機構を解明することによりIBD付随発がんの予防や一度過剰応答となった細胞をリセットするという新しいがん治療の基盤となることが期待されます。

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公開日: 2020-03-30  

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