研究課題
研究活動スタート支援
1細胞レベルのラマン散乱光解析による、悪性リンパ腫とリンパ球の鑑別能を評価した。悪性リンパ腫とB細胞を感度平均94.2% (92.3%~95.1%)、特異度平均95.5% (92.3%~96.1%)で鑑別し、悪性リンパ腫と活性化T細胞を感度平均93.8% (91.6%~95.3%)、特異度平均73.7% (69.0%~76.9%)で鑑別した。1細胞レベルで測定したラマン散乱光による悪性リンパ腫とリンパ球の鑑別能は良好であった。
眼科
ラマン散乱光解析は1細胞レベルの測定で悪性リンパ腫と正常リンパ球を鑑別できることが、初めて示された。このことから、将来、眼内に浸潤した細胞を眼内にあるままで撮影できるようになれば、悪性リンパ腫の診断に有用であることが期待される。本研究により、ラマン散乱光解析の新しい臨床応用方法が提案された。