文部科学省次世代がん研究戦略推進プロジェクトで得られたデータの中から、胃癌新規バイオマーカーを合計12種類同定した。これらの蛋白の中からより癌との関連が深いと思われるものを選定し、胃癌手術により得られた腫瘍組織検体における発現量と臨床情報との相関について検討を行った。更に、臨床情報と照合することで新規バイオマーカーとしての有用性、さらには再発マーカーとしての有用性や治療効果判定における有用性についてもあわせて検討を行った。 本研究により血清TFF3の発現が胃癌におけるバイオマーカーとして有用である可能性が示唆された。
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