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2018 年度 研究成果報告書

アクリルアミド神経毒性発現機序の解明および、ビタミンB1による治療効果の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17H07105
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 衛生学・公衆衛生学
研究機関昭和大学

研究代表者

長嶋 大地  昭和大学, 医学部, 助教 (20713720)

研究協力者 山野 優子  
市原 学  
市原 佐保子  
櫻井 敏博  
研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワードアクリルアミド / 神経毒性
研究成果の概要

本研究では、アクリルアミドによる神経毒性発現メカニズムの解明と、ビタミンB1による神経毒性に対する治療法の探索を試みた。プロテオーム解析で同定したタンパク質のうち、ウエスタンブロット法にて確認された5種類のタンパク質の発現をPC12細胞にて確認した。PC12細胞は神経伸長因子により伸長させ、アクリルアミドは0mMから10mMまでの濃度を検討した。その結果、動物実験とは異なり、5種類のタンパク質に有意な変化はなかった。一方、細胞内ATP濃度を測定したところ曝露30分後においてATP量の減少がみられた。ビタミンB1による同時投与を試みたが、ATP量の回復は見られなかった。

自由記述の分野

衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

acrylamideは疫学研究において、長期曝露により感覚障害や歩行障害といいた末梢神経のみならず、記憶障害や言語障害、抑うつ症状といった中枢神経障害を引き起こすことが知られているが、その毒性発現メカニズムは十分に解明されていない。本研究結果では、acrylamide曝露時の影響マーカーを探索し、エネルギー産生量について検討することで、神経毒性発現メカニズムの一端を明らかにした。

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公開日: 2020-03-30  

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