新生児の健康を改善するためには、医療サービスの提供率を改善するだけでなく、医療サービスの質を改善することが必要であり、近年、資源の限られた国における医療の質の改善に注目が集まっている。特に資源の限られた国においては、持続可能な仕組みづくりが必要である。ラオス国においても、特に下位レベルの病院において継続的に質を改善するための仕組みづくりに苦慮しており、今回初めて、保健省が実施する活動(新たな自律的モニタリング)の評価を行った。今回、新たな取り組みにおける初めてのクラスターランダム化比較試験であり、研究結果は、今後ラオス国内外の低資源国において医療の質改善のための活動に貢献することが期待される。
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