(1)ループ群の手法を用いて「特殊なBianchi-Baecklund変換」を定式化し、新しい平均曲率一定(CMC)曲面の構成を行った。ソリトン解とは異なる性質をもつ「ポジトン型解」と呼ばれるsinh-Gordon方程式の重要な解の構成も行った。 (2)「古典的なBianchi-Baecklund変換と単純ドレッシング」の同値性を、直接的に証明する別証明を与えた。この結果により、「sinh-Gordon方程式のポジトン型解」と「ポジトン型CMC曲面のextended frame」のパラメータ関係の考察が可能となった。
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