本研究では、サブネットワークの規模のほぼ均等化が実現されるように、求められるネットワーク全体の最適化を合理的に導くためにアシュアランスネットワーク設計方法論を一般化し、それを構成するネットワーク分割構造自律構成技術及びリアルタイム自己組織化制御技術を具体化し、これらの技術により強化したMANETシステムを実装・評価した。また、一般化された設計方法論の2つの構成技術の具体的な適用法として、それぞれ車両間の無線通信により車両が隊列を組んで走行する動的なコンボイ形成手法と、MANETにおいて各サブネットワーク内のトークンをほぼ均等化するアイザリズミック(Isarithmic)制御手法を提案した。
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