研究課題/領域番号 |
17K00213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
岡部 大介 東京都市大学, メディア情報学部, 教授 (40345468)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 創造的活動 / フィールドワーク / 状況的学習論 / アフィニティ・ネットワーク / 興味に衝き動かされた学習 / 共愉 |
研究成果の概要 |
個々人にとって意味のあるモノやコトを日常的に創作することで,愉しさや歓びを得ることへの関心が高まっている.経済成長のための手段として切り詰められた創造性だけではなく,市井の人びとの生活を彩る,こうした「普段使いの創造性」を研究の俎上にのせることもまた,認知科学の関心のひとつとなっている. 本研究では,7名の調査協力者を対象に二人称的な関わりのフィールドワークの方法のもと質的なデータを収集した.その上で(a)創造性と環境や状況との不可分性,(b)創作活動の協同的特徴,(c)創造性を認定する「他者からの社会的な眼差し」,(d)創作活動のための場を自分たちで耕す実践といった特性を中心に概念化した.
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自由記述の分野 |
フィールド認知科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中央教育審議会生涯学習分科会の第 11 期報告では,人々が生成変化しながら交わり,継続的な活動を愉しむ状況は,分散型で共創的な社会の実現のため推進されている.ただし,個々人にとって意味あるものを創出し,知識や技術を蓄積していく愉しさや歓びを得るためには,「学習環境デザイン」も必要となる.これまで,世界を大きく変える卓越した製品開発や非凡な芸術作品を残したアーティストなどの史料などを元に,その認知特性や発見に至る契機となった出来事の共通項を探究する方法がとられてきた.日常的な創作活動を創造性研究の俎上にあげるなら,市井の人々の生活を彩る,「普段使いの創造性」に着目することもまた学術的意義となる.
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