本研究では,多文化共生社会に適応可能なエージェントやロボットの非言語行動の設計における考慮点を提言することを目的とし,文化に特有な非言語行動をエージェントやロボットに実装し,人間とのインタラクション評価実験を行った.平成29年度は,日米の視線行動をとるエージェントとのインタラクション印象評価実験を行い,平成30年度は,上記の視線行動を対話ロボットに実装し印象評価実験を行った.令和元年度は,異なる外見を持つ対話ロボットを用い,積極性を変化させた非言語行動を実装しインタラクション評価実験を行った.3年間の研究計画は計画通りに進捗し,研究成果を査読付英語雑誌論文7件,学会発表13件として発表した.
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