研究課題
基盤研究(C)
本研究は、情報セキュリティ教育に仮想現実の手法を取り入れ、ウイルスや攻撃を体験できるシステムを構築することで、通常は目に見えない情報の安全につい て理解させるシステムについて試作する。本システムは従来の 可視化技術の先にある仮想現実を導入することで、情報セキュリティの理解を深める教育システムの構築を目指した。組織内に感染したPCからの異常通信によるネットワーク内の通信量の多さ等の 変化を、水の流れを触るように体験できるシステムを構築した。
仮想現実
セキュリティの1つであるウイルス対策ソフトウェア技術は,ネットワークを分析し,情報漏えいやウイルスソフトウェアを検出することができる.コンピュータは,検出されたウイルスをバックグラウンドで処理するように出来ている.今回,これらのウイルスによりネットワーク上でトラフィックの異常を感知することで,力覚に反応させて,セキュリティ技術の視覚化(可触化)を行う装置を試作した.これらは,セキュリティ上のウイルスが発生した場合の異常を体験するなど,初心者の教育にも対応できると考えている.