人の呼気に含まれ、疾病との関連が明らかになりつつある一酸化窒素のパッシブセンシングチップを用いた簡易検出方法について検討し、2つのチップの組み合わせにより呼気ガス検出可能な感度(ppb)を有する検出方法を確立した。また開発したセンシングチップを用いて健常者から呼吸器疾患の患者に対応する濃度範囲(10ppbー200ppb)での検量線を算出し、実際のヒト呼気の測定により検量線の検証を行なった。さらに開発したセンシングチップを用いて呼気ガスと皮膚ガスの同時測定が可能となり、ヒトを対象に検証実験を実施した。
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