研究課題/領域番号 |
17K00727
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
芦澤 竜一 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (90748633)
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研究分担者 |
ヒメネス ホアンラモン 滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (10525281)
川井 操 滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (10721962)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | メコンデルタ / チャウドック / 高床式住居 / 構法システム / 災害対策建築 / サスティナブルデザイン |
研究成果の概要 |
本研究ではメコンデルタ洪水圏の持続可能な建築モデルの提案を目的としている。 具体的には、プロジェクト対象地チャウドックとその周辺エリアにおいて、床の設定値、流通する建材、高床の際に行われるジャッキアップの手順、柱材の接合部の確認を行った。最終的には、タイ・アユタヤとの比較をおこなった。①床高の設定について、アユタヤでは、地盤面から一定であるのに対して、チャウドックでは、地盤面から輪中堤防とほぼ同じ床高を設定する。②ジャッキアップについて、アユタヤでは下部構造体の部材交換、チャウドックでは上部構造を持ち上げコンクリート柱頭の増す打ちで簡易的に行われる。
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自由記述の分野 |
建築設計
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの災害復興建築として、画一的で応急的な仮設住宅の建設が行われてきた。それに対して、本研究はアジア圏の水上生活圏に焦点を当て、臨池調査に基づいて、その気候、風土、文化、構法を踏襲した建築形式を解明し、それに基づいた建築モデルの提案したことに特色がある。さらに、この知見を応用した災害時を想定した上下水道や風力を用いた室内環境の改善を目指すインフラ機能を備えたサスティナブル建築を実践的に作り出すことに社会的意義がある。
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