• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

乳児の哺乳状況改善因子の検索~母親の授乳方法と乳房管理と乳児の口腔発達から

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K00761
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 家政・生活学一般
研究機関京都女子大学 (2021)
滋賀県立大学 (2017-2020)

研究代表者

廣瀬 潤子  京都女子大学, 家政学部, 教授 (40381917)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード授乳婦 / 乳児 / 口腔ケア / 食事調査 / 抱き方 / 液体ミルク
研究成果の概要

関西で授乳指導を実施している助産院で調査を行った。乳児の口腔ケアについての予備知識は約半数が持っておらず、知識を持っている場合は10か月以降の乳児で歯磨きをしている割合が高くなった。乳児の口腔状況で心配なことは、歯並び(31%)、ケア(29%)があげられた。
授乳ポジショニングは、病院・助産院で指導された方法での実施が9割であった。乳房の状態に左右差を感じている授乳婦の割合は73.1%であった。授乳婦が食事で気をつけている点は、「油物を控える」、「野菜摂取」が上位であった。野菜摂取量は、同年代非妊娠期女性より多かった。液体ミルクはほとんどの授乳婦が認知していた(2019年時点)。

自由記述の分野

栄養教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

授乳婦の育児についての不安の軽減を目的に調査を実施した。乳児の口腔ケアは情報を持っている母親が少なく、ケア方法を心配している割合が約3割あり、早期に情報提供する必要性が示された。
授乳方法については、出産をした産院・助産院での情報を継続して実施されており、この時期に十分な授乳方法の指導を行うことの重要性が示された。授乳婦は野菜摂取が積極的になされており、好ましい食行動変容にモチベーションが高い時期であると考えられ、授乳婦への積極的な栄養教育は効果が高いと考えられる。液体ミルクの認知度は高いが、保存料などへの不安を6割で持っており、正確な情報提供が必要であると考えられる。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi