これまで家庭におけるエネルギー消費量や省エネ意識・行動については,世帯主を中心として調査されることが多く,親子という視点で,子どもの省エネ行動に着目した研究は少なかった。本研究は,家族における親子の意識の差異や子どもの学年による意識・行動の差異を明らかにしたことにより,成長段階に応じた省エネ教育を検討することが重要であると考えられる。また,現行の小・中・高等学校の学習指導要領の学習内容を整理し,省エネ教育との関連を検討した結果,各学年に応じて教科間連携により,より効果的な省エネ教育の可能性が示唆された。
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