本研究で鮮魚や加工品から分離したすべてのヒスタミン生成菌は、5℃で1-2日のうちに増殖することが確認された。分離菌のKlebsiella oxytocaは35℃で7,600ppmを超えるヒスタミンを生成し、ヒスタミン生成菌で知られるMorganella菌に匹敵する量だった。分離菌は、2.5ppm次亜塩素酸ナトリウム溶液または0.67-1.2ppm亜塩素酸水の処理で死滅した。ヒスタミン生成菌を接種した赤身魚を塩素系消毒剤で浸漬処理(10分間×3回)した結果、菌数を対数値で1.89以上減少させることができた。
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