• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

頭髪成分を用いた高齢者の長期栄養状態の評価について

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K00870
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 食生活学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

木村 治  北海道医療大学, 薬学部, 講師 (10418882)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード頭髪 / 炭素安定同位体 / 窒素安定同位体 / 経腸栄養 / 中心静脈栄養 / 高齢者 / 微量元素
研究成果の概要

経腸栄養療法と中心静脈栄養療法により長期栄養管理を受けている高齢者の頭髪中の炭素および窒素の安定同位体比(δ13Cとδ15N)と微量元素を測定することで、高齢者の栄養状態の評価を試みた。その結果、経腸栄養剤で長期間栄養管理されている患者の頭髪中のδ13C値とδ15N値から、患者の低栄養状態を推定することができた。中心静脈栄養により長期間栄養管理を受けている高齢者の頭髪中のδ13C値とδ15N値から、中心静脈栄養製剤による栄養管理期間を推定することできた。さらに頭髪中の微量元素を分析することで、患者の微量元素の欠乏や過剰を推定することができた。

自由記述の分野

医療薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

臨床検査の多くは血液を用いているが、得られるデータのほとんどは採血時のものである。一方、頭髪は1ヶ月に約1cmずつ伸長するので、頭髪からは経時的かつ長期間の情報を得ることが可能である。頭髪は、経腸栄養や中心静脈栄養により長期間栄養管理を受けている患者、また糖尿病、高血圧、腎疾患などの慢性疾患をもつ患者の栄養評価に適した生体試料である。本研究では、高齢者の頭髪に含まれる炭素と窒素の安定同位体比および微量元素を測定することにより、高齢者の長期栄養状態の評価を試みた。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi