研究課題
基盤研究(C)
新しい生物電子顕微鏡観察技術により得られた画像を用いて、植物のつくりとはたらきの理解を促すことのできる教材画像集を作成した。できるだけ生きている状態に近い微細構造像を白黒の電子顕微鏡像として取得し、そこに光学顕微鏡から得られる自然な色を着色、さらに立体感のある像を作出するなど、正確かつ分かりやすい表現方法を工夫した。植物の生き方を理解することにつながる植物細胞の微細な姿を魅力的な画像で提示した。
植物細胞生物学
太陽の光エネルギーを伝達することによって地球上のすべての生命を支え、地球環境を創出し、人間活動に様々な恩恵を与えている植物の生き方を理解することは極めて重要である。これまで紹介される機会が限られていた植物細胞の正確な姿を、分かりやすく魅力的な画像集として提示することによって、植物のはたらきや成長の仕方への理解を格段と深めることが可能となった。画像集は学校教育現場のみならず広く一般の人々を対象に公開されている。