• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実施状況報告書

携帯型e-ポートフォリオを活用した臨床実習カリキュラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K01121
研究機関浜松医科大学

研究代表者

五十嵐 寛  浜松医科大学, 医学部, 特任教授 (40313960)

研究分担者 中島 芳樹  浜松医科大学, 医学部, 教授 (00252198)
加藤 孝澄  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (80204478)
外村 和也  浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (90436965)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードe-ポートフォリオ / スマートデバイス / アクティブラーニング / フィードバック / 形成的評価
研究実績の概要

令和元年度も、スマートデバイス(iPod)10台に、e-ポートフォリオアプリをインストールし、麻酔科蘇生科臨床実習の医学生全員に1台ずつ携帯させ、出席管理、クルズス参加状況、担当症例の入力、経験した経験目標項目の入力を漏れなく行っている。常時携帯しているe-ポートフォリオに経験目標が明記しており、学修履歴が地区正規されている事などから、学生のアクティブラーニングを促していると考えている。
平成30年度からは全診療科の臨床実習で、紙媒体のポートフォリオ(臨床実習ポートフォリオ)の試用を開始したため、紙媒体のポートフォリオを使用して学生へのフィードバック(形成的評価)記録を開始した。e-ポートフォリオではフィードバックは主に口頭のみで記録の部分に難があったため、併用することで双方の欠点を補うことができるようになったと考えている。
新カリキュラムの学生の臨床実習が開始され、グループ編成が10名から5名へと大幅に縮小されたため、当初期待されていた大人数学生へのフィードバックをe-ポートフォリオで行う事の利便性の必要度が低下してしまい、指導医たちからの要望が少なくなってしまった。紙媒体のポートフォリオ(臨床実習ポートフォリオ)を主にフィードバック記録用として活用した経験を基に、指導医たちのさらなる利便性向上を考えた上で、e-ポートフォリオに指導医たちが使いやすいフィードバック記録機能を付加し行くことを計画している。
また、数台のiPod で不具合(バッテリー膨張)が認められたため、新たにiPod を購入し、e-ポートフォリオアプリをインストールし、紙媒体のポートフォリオとのハイブリッド型のポートフォリオとして使用している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

e-ポートフォリオにフィードバック(形成的評価)記録の機能を付加することを計画していたが、新たに全学で紙媒体のポートフォリオ(臨床実習ポートフォリオ)の試用が開始されたため、整合性を持たせるように検討した結果、e-ポートフォリオにフィードバック記録機能を持たせる事の煩雑性を鑑み、まずは紙媒体でフィードバック記録を開始し、指導医たちがフィードバック記録を残すことに慣れてきた時点で、e-ポートフォリオにフィードバック機能を追加することを検討することとしたが、新しいグループ編成(少人数制)となったため、指導医たちよりこの人数であれば紙媒体のポートフォリオでのフィードバックでも十分であるという意見があり、e-ポートフォリオへのフィードバック機能付加の活用を考案中である。
e-ラーニングコンテンツの制作が進んでいない。現時点で、気道確保、気管挿管のe-ラーニングコンテンツは作成したが、他のコンテンツも追加したいところである。

今後の研究の推進方策

紙媒体のポートフォリオ(臨床実習ポートフォリオ)は、全学を挙げて開始されたため、麻酔科蘇生科ではe-ポートフォリオと併用しながら双方の欠点を補完しあいながら使用していくこととしている。
また、新カリキュラムの学生の臨床実習が開始され、グループ編成が10名から5名へと大幅に縮小されたため、当初期待されていた大人数学生へのフィードバックをe-ポートフォリオで行う事の利便性の必要度が低下してしまい、指導医たちからの要望が少なくなってしまった。紙媒体のポートフォリオ(臨床実習ポートフォリオ)を主にフィードバック記録用として活用した経験を基に、指導医たちのさらなる利便性向上を考えた上でのe-ポートフォリオにフィードバック記録機能を付加し行くことを計画している。

次年度使用額が生じた理由

e-ラーニングコンテンツの作成が遅れており、当初必要と思われた予算が余ってしまった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] セミナーをデザインする,という事の意味2020

    • 著者名/発表者名
      五十嵐寛
    • 雑誌名

      日本臨床麻酔学会誌

      巻: 40 ページ: 75-79

    • DOI

      https://doi.org/10.2199/jjsca.40.75

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi