医療費増加の大きな原因となっている生活習慣病の予防を目的とし、そのリスク要因である食後高脂血症を簡便に判定できる簡易血液粘度測定装置を開発し、患者のセルフメディケーションを支援する。本研究期間では血液1滴で全血および血漿の粘度測定を可能にするため、毛細管現象による送液および血漿分離が可能なマイクロ流体チップの研究のに取り組んだ。 本研究で試作したマイクロ流体チップにより、分離機構の研究を行い血漿分離可能な流路の作製に成功した。また、微量サンプルのポンプレスな送液を可能にし簡易測定が可能となった。ゆえに本研究期間において、微量のサンプルから血漿分離、簡易粘度測定が可能になり目的が達成できた。
|