転倒を予防する平衡感覚を養う装置と骨折治癒時に老化した細胞を活性化する刺激方法である振動刺激に、新規の振盪刺激を組み合わせたコンビネーション刺激装置を作製した。卵巣摘出術を施した骨密度低下マウスを作成し、1日30分間、10週間コンビネーション刺激を継続して行った。その結果、類骨幅、類骨量、骨石灰化速度において刺激なし群に比べ刺激あり群が有意に高い値を示した(p<0.05)。また、下肢帯におけるBMP-2、IL-1β、IL-6、MyoDの発現解析においても刺激あり群が刺激なし群に比べ有意に高い値を示した(p<0.05)。これらの結果から骨代謝が現在進行形で活発に行われている可能性が示唆された。
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