研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで理学療法では,筋損傷に対してはRICEに基づいた処置を行うのがほとんどであった. また,超音波刺激の使用や処方に関しても,科学的根拠が乏しいため,セラピスト個人の経験に基づいて行われている.筋損傷からの回復を促進をする超音波刺激の最適条件が明らかになれば,効果的・効率的な筋損傷に対する新しい治療法の開発へと繋がる.また,超音波刺激による筋損傷からの回復促進のメカニズムが明らかになれば理学療法学だけではなく、スポーツや運動による筋損傷を扱う体育科学へも貢献することができる.本研究の成果は,その礎となるものだと考える.
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