自然災害により、児童やその家族は被災者となり、多くのストレスを抱える。また、自然災害後は通常の教育活動は停止する。学校が被災する、また避難所となるからである。体育館は使用できず、器具用具を使用した体育授業実践は難しい。身体活動は制限されるため児童はますますストレスを抱える。一方、運動遊びは用具を多くは必要とせず、限られた空間でも実施可能である。「スキンシップ」や「交流」を伴う運動遊びを実施することで、児童のストレスの軽減が期待できる。 このプログラムは、自然災害後だけでなく、学期始めの体育授業や地域スポーツの指導において実践可能であり、児童の心理社会面の安定に寄与する可能性がある。
|