研究課題/領域番号 |
17K01797
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
薄井 澄誉子 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師(任期付) (20409709)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 女子大学生 / 月経困難症 / 時間栄養学 / 時間運動学 |
研究実績の概要 |
本研究では,女子大学生の月経困難症と生活習慣との関連を『時間栄養学』×『時間運動学』の観点から解明し,適切な食品・栄養素の摂取タイミングと効果的な身体運動の実施タイミングの相乗効果により月経困難症の症状改善にアプローチすることを目的としている. 本年度は,【研究課題1】である女子大学生の月経困難症と身体運動実施の状況との関連に関する横断研究について,さらなる分析を行い,国内学会で発表した.本内容については,学術論文として執筆し発表する準備を進めた. また,【研究課題2】である女子大学生の月経困難症の症状改善に対する食品・栄養素摂取及び身体運動実施のタイミングに関する研究について,コロナ禍でも実施できるように配慮しながら,女子大学生を対象とした2か月間のアンケート調査及び3軸の加速度計を用いた身体活動量の測定を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
【研究課題2】について,長期間の測定を行っているため,すぐに分析に耐えうる数のデータはそろわないが,少しずつでもデータ収集ができているため,おおむね順調に進展しているちお考えられる.
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今後の研究の推進方策 |
【研究課題1】女子大学生の月経困難症と食品・栄養素摂取及び身体運動実施の状況との関連に関する横断研究追加でアンケート調査を行うとともに,アンケート調査の結果から,月経困難症に関連する食品や栄養素,また,身体活動量や運動のタイミングなどを解析して論文化する. 【研究課題2】女子大学生の月経困難症の症状改善に対する食品・栄養素摂取及び身体運動実施のタイミングに関する介入研究については,コロナ禍での研究実施が可能となるよう対面での接触がなく実施できるような方法に変更し,アンケート調査及び加速度計を用いた身体活動量調査を引き続き実施する.
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度行う予定であった介入研究がコロナ感染拡大により、縮小して実施したため、予算を使い切ることなく、次年度使用額が生じました。また、研究期間を1年延長しましたので、来年度に利用します。
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