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2019 年度 研究成果報告書

発育期の運動が老齢期の神経筋接合部形態および骨格筋に及ぼす影響

研究課題

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研究課題/領域番号 17K01885
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関至学館大学短期大学部

研究代表者

西沢 富江  至学館大学短期大学部, 短期大学部, 准教授 (30283980)

研究分担者 春日 規克  愛知教育大学, 教育学部, 特別教授 (60152659)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード神経筋接合部形態 / 筋持久力 / 発育期トレーニング / 加齢抑制
研究成果の概要

老齢期に起こる筋力低下の要因として神経と筋の情報伝達の場である神経筋接合部の形態変化についての報告がされている.筋機能,筋及び神経筋接合部形態の加齢抑制には運動が効果的である.しかし,老齢期からのトレーニングは大きな効果を得られない.そこで発育期にトレーニングを行い骨格筋への効果を調べた.その効果は老齢期まで持続するのか,その効果はどれだけ残るのか,どの要因に大きく関与するのかを検討した.
研究はラットを用いた動物実験を行い,発育期トレーニングの効果が老齢期の筋機能および形態に及ぼす影響を明らかにした.
結果,発育期トレーニングは老齢期の筋持久力と神経筋接合部形態の退行抑制に効果を示した.

自由記述の分野

運動生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

老齢期のトレーニングは発育期ほど効果は得られない.しかし発育期トレーニングの効果は老齢期になっても何らかの形で残っているだろうか.加齢に伴うシナプスの変遷に逆行することは,QOLの向上および健康寿命延伸を可能とする証拠となる.発育期のトレーニングが老齢期の骨格筋にいかに好影響を及ぼすかを明らかにすることによって,子どもの運動不足に警笛となることを期待する.また,この研究は骨格筋細胞レベルの成果が得られるだけでなくスポーツ科学における筋適応機構への理解が深まる.健康づくりの現場では,発育期の運動が運動神経終末の発達および加齢抑制に働くことが明らかになれば、発育期の運動の重要性が提唱できる.

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公開日: 2021-02-19  

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