研究課題
基盤研究(C)
本研究では、人々の観光行動において観光者自身の「物語化」を創造するという仮説から、その要因と考えられるホスピタリティ行動の生成過程と観光者による印象評価の両側面からの調査・分析を行った。調査・分析の結果、観光事業者の商品提供の態度および商品の質、そして目的地で出会った人々との会話という仮説との整合性を示唆する結果となった。また、贅沢な空間や商品の経験という新たな要因も発見できた。
観光経営学
本研究では、観光者が繰り広げる多様な行動やそれらを受容する観光事業者のホスピタリティ行動を分析することにより、これまでの観光研究では明らかにされてこなかった観光の本質的意義やホスピタリティ行動から生まれる印象評価による物語化について考察することで観光の新基軸を提起した。