研究課題/領域番号 |
17K02746
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京都市大学 (2018-2022) 順天堂大学 (2017) |
研究代表者 |
植野 貴志子 東京都市大学, 共通教育部, 教授 (70512490)
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研究分担者 |
井出 祥子 日本女子大学, 文学部, 研究員 (60060662)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 英語教育 / 日英対照研究 / 話ことば / 発話モデル / 具体のことば / 抽象のことば |
研究成果の概要 |
本研究では、中学英語教科書の検証をもとに、現行の英語教育において学習者の母語である日本語と目標言語である英語の隔たりをいかに橋渡しするかという問題が見過ごされていることを指摘した。そして、話ことばの日英対照研究から得られた「日本語は、具体のことば」、「英語は、抽象のことば」という発話モデルに基づき、日本語と英語の根源的な異なりを橋渡しする英語教育に向けての提言を行った。さらに、日英語の発話モデルを用いた教材を作成し大学等の授業で活用した。
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自由記述の分野 |
社会言語学、語用論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日英対照研究の知見を日本語と英語の根源的な異なりを橋渡しすることを主眼とした英語教育の開発に活用するものである。この試みは、日英対照研究の英語教育への応用を促進するとともに、学習者が日本語と英語の異なりを認識し、英語に対する苦手意識を軽減させる助けとなる。本研究の成果は、日本語母語話者のアイデンティティを保ちながら英語を使うことができる人材の育成に資するものである。
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